CupPhone (2008.1.13)

押し入れ展(2002)の展示用に作成した紙コップヘッドホン。
会場の雰囲気を壊さず、何かおもしろいものは無いかと考えた末、糸電話ライクなヘッドホンを作ることに決定。

基本的に音が出る展示がこれっきりなので、誰も見ていないときは音は止めたい。
スイッチ切替方式だと見る人の手間がかかるので、耳に当てるとスイッチon, 伏せて置くとoffになるよう仕込んでみた。
会場写真

動作原理

傾きを検出できるスイッチを用いて、下記の図のように伏せた状態でOff,横向きでOnになるような仕組みを作る。
ただし、円筒なので回転方向ではどの向きでも動作する必要があるため、二軸で考える必要がある。

傾き検出については、機械的な傾きスイッチを採用。
筒状のケース内のボールが転がることでスイッチのOn/Offを行うもの。動作については以下の図(Flash)を参照。

結局、確実に動作させるために6個のスイッチを使用し、60度ごとに配置することで、少なくとも2個のスイッチがOnになるよう設計。これをスピーカーと共に紙コップの底に収めた。
ケーブルも白いものを探してきてそれっぽさを演出。



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